ガラスの色合い
琉球ガラスの黎明期には、コーラやジュースの空き瓶を溶かして製造されていたため、元の瓶の色をそのまま利用していました。
現在では、ガラス原料に、着色剤を調合して、様々な色合いを生み出しています。
ガラスの色合い
琉球ガラスは、ガラス原料を調合する段階で、発色する金属酸化物を混入・融解させ、ガラスに色をつけています。
市販の安価なガラス製品では表面にフィルムコーティングされたものがありますが、琉球ガラスは原料から着色しているので、剥がれ落ちることはありません。
赤系ガラス
赤〜オレンジ色の琉球ガラスです。
大空を真っ赤に染める太陽のようなグラスや温かな感じのする製品です。
着色剤として、主にセレンや硫黄が利用されています。
赤系ガラス
青系ガラス
青〜水色のグラスです。
珊瑚礁の青い海のような瑞々しい琉球ガラスです。
疲れたときに癒される色合いです。
着色剤として、主に一酸化コバルトや酸化銅が利用されています。
青系ガラス
緑系ガラス
緑色のグラスです。
森林のような清々しい色の琉球ガラスです。
爽やかな気分のグラスです。
着色剤として、主に重クロム酸カリが利用されています。
緑系ガラス
白系ガラス
白色やパステルカラーデザインの琉球ガラスです。
清楚な感じのする製品や、柔らかな感じがするかわいらしい製品です。
主に気泡ガラスで、透明なガラスに気泡が入ることで白い色合いになります。
白系ガラス
その他の色
紫や黄色など上記以外の色の琉球ガラスです。
着色剤として、主に硫黄(茶系)や二酸化マンガン(紫系)が利用されています。
その他の色
項目トップへ